アマゾン地域の輸出回廊計画 10/09/02 (17:33)
既存の道路整備が重点 利点は運送費が約30%削減
ブラジル政府は、農産物搬出回廊を改善することによって搬出経費を引き下げ、農産物輸出の拡大を目指した計画を具体化しようとしている。現在の農産物トン当りの搬出平均経費はアメリカの場合、03年に19ドルが09年21ドル、アルゼンチンの場合は、03年の19ドルが09年には23ドル。しかし、ブラジルの場合は、03年が35ドルだったものが09年には84ドルと非常な値上りを示している。これは穀物生産地が南米大陸の中心部に移ったこと、この地帯の道路は舗装されていない点などが原因となっている。
このため、各道路の改善をブラジル政府は計画している。(1)国道163号線はクヤバ(MT)から北上し、ソリーゾ市(MT)を経てアマゾン本流のサンタレン港までのクアバ―サンタレン街道。(2)国道153号線はマットグロッソ州のゴヤス州との境界、バーラ・デ・ガルサから同州東部を北上し、アラグアイナ(TO)からマラニョン州を経てパラー州に入り、ベレンまでのベレン―ブラジリア街道。(3)上記の国道163号線と国道158号を連結するリベイロン・カスカレイロ国道242号線、(4)トカンチンス州都のパルマスからマラニョン州のアサイランヂアを通り、マラニョン州都のサンルイスに至るカラジャス鉄道。(5)ロンドニア州から、マットグロッソ州を横断し、ゴヤス州北部に出る中西伯線、(6)パラー州西部を流れるタパジョス河上流のテレス・ピーレス河の利用。これらのプロジェクトにより、運送費を30%削減できるとしている。
2010年8月28日付
« 戻る









