「日伯原子力協定に反対」 両国団体が署名文書を同時提出 13/09/17 (10:18)  Icone_imagem

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テレビ・ガゼッタ前で反対運動を行った関係者たち
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在サンパウロ総領事館に向かう一行

聖市では在聖総領事館に手渡し

 【既報関連】日本とブラジルの原子力協定締結への反対運動として13日、東京都の駐日ブラジル大使館をはじめ首相官邸及び経済産業省と、ブラジリアのブラジル日本国大使館や在サンパウロ(聖)日本国総領事館など伯国内6カ所の在外公館で日本政府への反対の意思を示す文書と署名団体のリストがそれぞれ提出された。聖市では、ブラジルの原発廃止運動にかかわる二つのネットワークをはじめとする団体関係者ら約20人が集まり、同日午後0時半からパウリスタ大通りのテレビ・ガゼッタ前での署名運動を行った後、午後1時半に署名文書が在聖総領事館に手渡された。

今年6月にジルマ大統領の訪日が予定されていた時、日伯間で原子力協定を結び、今後日本からブラジルに原発輸出を計画すると報じられた。このことに対して、昨年6月にリオ市で開催された国連持続可能な開発会議(リオプラス20)の場で交流した両国の原発問題に憂慮する個人及び団体が協力して署名が実現。署名提出は「原発のないブラジル連合」(シコ・ウィタケー代表)など伯国の原発廃止運動団体と日本の市民団体が連携し、1987年にゴイアス州ゴイアニア市で発生した放射能汚染事故の日に合わせて行われ、日伯原子力協定基本合意への反対の声を上げようとしたもの。

 関係者によると、ブラジルではこれまでドイツの技術支援で原発の建設・稼働を実施。しかし、福島第1原発事故によりドイツが脱原発を決める中、伯独間の原子力協定が2015年で終結する。そこに原発事故を起こした日本がドイツに代わって、原発輸出の攻勢をかける動きになっているという。

 聖市では13日午後0時半に、パウリスタ大通りのテレビ・ガゼッタ前で「原発のないブラジル連合」関係者らが、日伯原子力協定締結への反対文書を道行く人に配布したり、署名運動を行うなどして反原発を訴えた。

 また、午後1時半には「原発のないブラジル連合」とブラジル原爆被爆者平和協会(森田隆会長)関係者も一緒に在聖総領事館を訪れ、同館内に入ることができた3人が代表して中山雄亮副領事に署名文書を手渡した。

 ブラジリアのブラジル日本国大使館で署名受け渡しを行ったウィタケー代表の代理として、聖市での運動に参加したステラ・ウィタケー夫人は、「ブラジル政府はこれまで、我々国民には秘密にして原発の建設と稼動を進めてきた。現在、(リオ州の)アングラ・ドス・レイスに3号機が建設されつつあるが、ブラジルとドイツとの協定が15年に切れるのに、その後なぜ日本政府が引き継ぐ必要があるのか。日伯原子力協定の締結には絶対に反対する」と語気を強めた。

 この日の署名提出に参加したブラジル被爆者平和協会の盆子原国彦副会長は、「一昨年にアングラ・ドス・レイス原発を見に行ったことがあったが、倉庫には核廃棄物がいっぱいになっており、今後どうしようかという話を現場の人に聞いた。そうした中でブラジル北東部に(原発)4号機、5号機を造ろうという計画もあるらしい。今まで築いてきた日伯の交流関係を原子力協定で壊してほしくない。新しい方法で電気を生み出す方向を作ってほしい」と話していた。

 署名文書を受けた在サンパウロ総領事館では「いただいたご意見は、しかるべく日本の外務本省に伝えます」と本紙の電話取材に応じた。

2013年9月17日付


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