統一選挙1次選総括(その1)
10/10/11 (10:03)
統一選挙1次選総括(その1、大統領選)
10月3日、行われた統一選挙は、ブラジル全国の1億3580万人余の有権者が、大統領(1人)、州知事(27人)、3分の2の上院議員(54人)、下院議員(513人)、州議員(1059人)を選出する選挙であった。最も注目された大統領選は、1次選での当選が見込まれていたジルマが有効票の過半数に今一歩届かず、今月31日、セーラとの決選投票に臨むことになった。
ジルマの誤算
ジルマの誤算は、官房長官の辞任劇にまで及んだ不正汚職スキャンダルと教会関係者の反発を招いたジルマの中絶合法化を容認する発言であり、思わぬ落とし穴で投票を目前にジルマ離れが起きた。その多くの票はセーラではなく、元PT党員だったマリーナ・シルバへ流れた。このため第3の候補者であったマリーナが躍進する結果となり、開票翌日のマスコミの主役は1位のジルマでも2位のセーラでもなく、3位で大健闘したマリーナとなった。同女史の笑顔が新聞の一面を飾ったのに対し、世論調査での1次選の当選を逃したジルマの表情はまるで敗北候補者のように硬かった。
しかし、得票自体は、ジルマが全有効票の47%を獲得し首位を確保、セーラの33%に大差をつけている。州別に見た場合も全国27州のうち、ジルマは18州を制覇したが、セーラは8州、マリーナがブラジリアだけだったことと比較してもジルマの優勢は依然続いている。
決選投票巡る動き
31日の決選投票を目指した戦いは既に始まっている。選挙直前の9月29日の世論調査(ダッタフォーリャ紙)における決選投票の予想は、ジルマ53%に対し、セーラの39%となっており、ジルマがセーラを引き離している。但し、1次選が終わった段階で新たな展開として注目されるのは、マリーナが獲得した2千万票近い票の行方である。マリーナとPV党首脳は、ジルマとセーラのいずれを支援するのかは10月17日まで決定すると発表している。ダッタフォーリャ紙では、マリーナに投じられた1960万票の51%はセーラへ、31%がジルマ、残りが棄権・白紙・無効票と推定している。その比率どおりに投票された場合でもジルマはまだリードを保つ。したがって、セーラ陣営にとっては、マリーナ票のすべてを取り込む覚悟で挑まなければ勝利は見えてこない。セーラは同じPSDBの盟友であり、上院議員選の当選を決めた元ミナス州知事のアエシオ・ネーベスやサンパウロ州知事を勝ち取ったアルキミンの応援を頼み、PSDBを結集して逆転を図る構えだ。
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