ルーラの院政となるか、試されるジルマ政権の閣僚人事 10/11/08 (9:04)  Icone_imagem

Zoom_mais Fonte_normal Zoom_menos   Print        

 10月31日行われた大統領選挙の決選投票で、ジルマが第40代共和国大統領に選出された。現在は来年からスタートする新政権の閣僚人事の準備が進められている。ルーラ大統領の全面的支援によって当選を果したジルマとしては、ルーラの新政権に対する意向を受け入れざるを得ない状況に置かれていると言える。ルーラ政権の陣容を引き継ぐ方向で、連立与党間での協議が動き出しており、11月8日には、テメル副大統領やヅトラPT党首、パロッシ調整役らを中心メンバーとする組閣準備委員会が開かれる。

 注目の財務大臣と中銀総裁人事

 最も注目されている人事は、経済と金融の要となる財務大臣と中銀総裁である。ルーラ大統領は、自己の政権の中核的存在だったマンテガ財務相とメイレーレス中銀総裁の留任希望を伝えているようだ。但し、ジルマは、コウチーニョBNDES総裁の登用を希望し、メイレーレスは都市間交通のインフラ関連部門を統括し、新組織に改変した上で運輸相に招き、中銀総裁には内部からの昇格人事を考えているようである。ルーラは、この他にも防衛大臣や教育大臣など、言わば自分の息のかかった閣僚の留任の意向をジルマに伝えている。

 もし、ルーラが希望する通りの閣僚人事が実現することになれば、ジルマ政権はルーラの院政が色濃いものになっていくことが容易に想像される。
 確かにジルマはルーラの全面的支援のお陰で大統領にまで登りつめたが、操り人形で満足する女性には思われない。軍事政権下で左翼運動の闘士として活動し、3年近くの投獄生活に耐え、選挙戦ではガンを克服しながら勝ち抜いた「強い女」のイメージがジルマにはある。


を共有: |
« 戻る



最近の記事

日付/時刻

2012/05/18
02:24 (São Paulo)
2012/05/18
14:24 (Tóquio)