水害被災地で感染症発症㊥ 11/02/16 (8:05)
適切な治療で下がる死亡率 成田 修吾
地域に感染者がいると、何らかの伝染で次々と感染者が増える可能性があるため、対策には社会的な近隣全域にわたる防疫対策が必要で、公衆衛生法などにより、患者の隔離などの予防対策が行われる。
歴史上、社会的打撃を与えるほどの被害を及ぼしたペストやスペイン風邪などが流行し、多くの死者を出したことで知られる。天然痘もまた撲滅されるまでの間に全世界で死者が出た記録もある。14世紀のヨーロッパで流行ったペストは、当時のヨーロッパ人口の3分の1が死亡した、とある。ペストは致死性の疫病で、罹患すると皮膚が黒くなることから「黒死病」とも呼ばれ恐れられていた。
医学書には、ペスト菌が体内に入って2~5日経つと、全身の倦怠感に始まって寒気がし、高熱が出る。その後ペスト菌の感染の仕方によって症状が違って病型が分類される。
(1)ペスト敗血症、(2)肺ペスト、(3)皮膚ペストがある。伝染病院に隔離され、抗生物質治療が行われ、有効薬品としてストレプトマイシン、テトラサイクリン、サルファ剤などの投与がある。
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