エタノール計画報告会 10/06/22 (11:31)  Icone_imagem

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写真:JICAサンパウロ支所で開かれた報告会で概要を説明する坂西氏(左から2人目)
セルロース系エタノール計画の報告会を開催

産総研が連邦大と共同研究 非食用バイオマス資源の有効活用目指す

 2008年7月に日伯両国が契約調印したのを受けて日本の独立行政法人産業技術総合研究所(産総研=AIST)とブラジルのリオデジャネイロおよびサンタカタリーナの連邦大学が共同で取り組んでいる「セルロース系エタノール開発プロジェクト」について11日、JICAブラジル事務所主催による民間企業関係者らへの報告会が開かれた。

 プロジェクトを進める産総研バイオマス研究センター(BTRC)の坂西欣也センター長によると、同プロジェクトは、現段階ではエタノール生産に使用されていないサトウキビの残渣(バガス)や枯葉などの非食用バイオマス資源から燃料用エタノールを生産する技術を確立することを目的としている。これが確立されれば、余剰バガスや茎、葉からもエタノールを作り出すことができるようになり、単位面積当たりのエタノール収量が増大。結果として化石燃料の使用量を抑えることにもなり、二酸化炭素等の温室効果ガス削減にもつながると期待されている。

 日本側では、科学技術振興機構(JST)からの委託を受けた同研究センターが「バガス、葉茎に適した前処理技術の開発」「キシロース発酵生物の開発」「システム設計と温室効果ガス削減効果等の解析・評価」を、ブラジル側ではJICAのODA事業として、リオデジャネイロとサンタカタリーナの連邦大学がそれぞれ「バガス、茎葉に適した糖化酵素の開発」「酵素生産技術の研究、実証」と「高効率エタノール発酵微生物の開発」「キシロース発酵微生物の探索」「発酵システムの構築」を行っている。

 この日は坂西センター長のほか、矢野伸一主任研究員(農学博士)が具体的な生産方法について、藤本真司研究員(工学博士)がバイオエタノールの経済性評価について報告を行った。

 同プロジェクトについての問い合わせはJICAブラジル事務所(電話61・3321・6465)宮本義弘業務班長まで。
 
2010年6月19日付

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