昨年より9%上昇 小麦収穫不良でパン値上がり 11/09/05 (10:41)

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 今期の小麦の収穫に害を及ぼした天候の問題は、消費者の懐を徐々に圧迫し始めている。8月29日付伯メディアは、小麦の収穫減少に伴って小麦粉の価格が上昇してフランスパンの値上がりを招いており、インフレ率を測る公式のものさしである広範囲消費者物価指数(IPCA)では、フランスパンの価格が1キロ当たり1.16%上昇したと伝えている。フランスパンの価格は今年1~7月の間に1.49 %上昇、また今年7月までの12か月間では、昨年末の小麦価格の高騰により9%も値上がりしている。

ラテンアメリカ最大級の小麦製粉会社、モイーニョ・パシーフィコ社(Moinho Pacifico)のローレンス・ピヒ代表は、国際市場における小麦価格は9月から値上がりすると見ている。同氏は、需要増加への動きと米国やカナダでの生産減少の影響で、小麦が20%、小麦粉が15%、そしてフランスパンは最低でも4%、それぞれ値上がりするとの考えを示し、「現在は小麦需要に対して供給が追いついておらず、また、トウモロコシの価格も大変高い。トウモロコシの値段が上がる時は、家畜飼料としての代替品である小麦の値段も上がる」と説明している。
労組間社会経済調査・統計所(Dieese)によるセスタ・バジカ(基礎食材セット)の原価に関する調査では、フランスパンがセスタ・バジカ全体に占める割合は0.93%だが、乾燥パスタの値上がりが0.92%だった今年1~7月の間にフランスパンの価格は3.93%、またビスケットは3.11%上昇した。Dieeseの価格調査コーディネーターは「いずれの原材料でも供給量が減少すると(製品の)価格は上昇する」と述べている。
天候による小麦の収穫量及び品質への影響は、伯南部だけでなく、小麦の重要な供給国であるアルゼンチン、パラグアイにも及んでいるという。ブラジル地理統計院(IBGE)によると、伯国における今年の小麦収穫量は昨年実績を14.8%下回る見通しで、期待されていた収穫量514万5千トンから約90万トンの減収となる見込み。このことから伯国は、1042万2千トンを消費すると言われる国内需要を満たすために、今後さらに小麦輸入を拡大することになる。

2011年9月3日付


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