リオ海岸部家賃相場が高騰 外国人の需要拡大が影響 11/09/19 (10:45)

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 リオデジャネイロ市で居住用アパートもしくは一戸建て住宅を探している人は、立地や間取り、価格(家賃)など、自身の条件に見合う物件にたどり着くまでに相当な時間を要することになる。地元紙によると、リオ市での居住を希望する外国人らによる需要が増加を続け、彼らに人気の高い海岸部を中心に家賃相場の高騰を招いているという。

リオデジャネイロ地方不動産ブローカー協議会(Creci―RJ)によると、リオ市内の家賃相場は今年上半期、平均30~40%上昇しており、いくつかの地区では50%もの値上がりを記録している。家賃相場の参考とされるインフレ指数である総合市場物価指数(IGP―M)の今年8月までの12か月間の上昇率は8%、今年1~8月では3.43%となっているが、同市の家賃相場の上昇率はそれをはるかに上回っている。この激しい上昇の背景には、賃貸可能な物件の在庫が少ないこと、物件を求める需要が高まっていることのほかに、リオ市に居住するためにアパートや一戸建て住宅の賃貸もしくは購入を希望する外国人が日に日に増加していることが大きく影響している。

5日付伯字紙は、直近6か月間に同市内で行われた居住用物件の全商談の30%は米国人、イタリア人、フランス人を中心とする外国人によるもので、これら外国人の需要増加が1平方メートル当たり単価を押し上げているとしている。リオ市内でも特に外国人らに人気の高い地区の一つであるレブロン地区の1平方メートル当たり賃料は1年間で38%上昇した。同紙によると、以前はコパカバーナが人気だったが、最近はイパネマやレブロンが最も好まれており、バラ・ダ・チジューカの人気も高くなっている。これらの地域の魅力は、レジャーを楽しむのに便利で、さらに職住接近を図って通勤時の渋滞を避けることができる点だという。

リオ市は、ブラジルを代表する観光地として以前から外国人観光客らに人気の街だが、なぜ今、外国人らによる住宅需要が高まっているのか。これについてリオデジャネイロ地方不動産ブローカー協議会のラウジミロ・カバルカンテ氏は、「ブラジル観光の中心地である以外に、リオは2012年以降、サッカーW杯や五輪並びにそれらに関連するイベントなど様々な大イベントを抱えているほか、プレソルト層の深海油田開発や、すでに投資が行われているイタボライー石油化学工場建設などの大事業が進められており、これらが外国人投資家らの目をリオの不動産市場に集めている」と話す。同氏によると、リオ市内の物件の外国人に対する販売はここ3年間で100%増加したという。

しかし、この状況は今後数か月の間に若干落ち着きを見せるようだ。同協議会は、今年末までに新たに2万戸の住宅が入居可能になる見込みであることから、住宅の賃料上昇は減速し、12年上半期には安定するとの見方を示している。

2011年9月17日付


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