環境情報と私たちの暮らし(3) 成田修吾 11/09/21 (14:18)

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「人口爆発と貧困」 成田修吾

環境問題を調査していくと、「人口爆発」という耳慣れない用語にぶつかることがある。人口爆発は深い関係があり、人口が急激に増加することを指す言葉で、人口がとどまるところを知らず増加する様子を爆弾が爆発することに例えている。

国連が公開する全世界の人口増加数表は、横軸は西暦、縦軸には人口の増加数(単位100万人)で表される。1960年前後の急減は中国における飢饉が原因だが、60年代以降、人口増加数の伸び自体は一定水準にとどまるか、減少していることが読み取れる。

この100年間で第2次世界大戦があったものの、人口が急激に増えている。人口爆発はなぜ起こったのだろうか。人口が増加するとどんな問題が起こるのだろうか。そして、人口が増えるとどのような問題が起こるのだろうか。

100年で人口が2倍以上になれば、「人口爆発」だという。人類の歴史300万年のうち、ほとんどの人口が安定していたと考えられ、約1万年前に農耕を覚えた頃から徐々に人口が増え、産業革命以降さらに加速されている。

世界人口の推移を見ると、西暦元年前後約1億人。西暦1000年前後約2億人、西暦1500年前後には人口爆発して約5億人、1900年には約15億人、現在約66億人と増加を続けている。今の瞬間でも、1秒に3人、1時間に1万人の赤ちゃんが地球のどこかで生まれている勘定だ。

◆工業化により工業生産が増大し、貿易によって他地域の食料と交換できるため、地域の穀物産出能力に縛られることなく人口増大が可能となる。◆技術革新の進展で医療が発達すると同時に、医療サービスの生産量増大が可能となるため死亡率(特に子供の死亡率)が低下する。◆鉄道や蒸気船などにより物流効率が上がり、穀物貿易のコストを低下させ穀物貿易を促進する。◆化学肥料・農機の生産や電力使用により、穀物産出力が高まる、などの複合的な環境状況が重なり合っている。

人口爆発している国は、インド、ソマリア、エチオピア、東南アジア諸国など貧しい国、途上国が多い。一般的には、「貧しいから」「教育が不足しているから」「避妊を知らないから」と考えられているが、果たして実際にはどうだろうか。

自給自足している社会では、人口が安定しているという。食糧の生産、供給量以上に人口が増えることはない。人口増加を起こしている国々は先進国の植民地だった国か、あるいは現在、先進国に「資源」や「換金作物」を輸出している国である。外貨が入ってきて一時的に食糧の供給が増え、人口増加をもたらした。(※換金作物は、コーヒー、紅茶、バナナ、ココヤシ、ゴム、小麦、綿、木材、石油、鉄、ダイヤモンドなど)



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