千葉県観光振興策の一環で オラボ氏「チーバくん大使」に任命
11/09/23 (11:18)
【東京支社=瀬頭明男】千葉県が観光振興策の一環として始めた「チーバくん大使」の任命式が13日、千葉市の県庁内で行われた。同大使には各国から千葉県内の大学に留学している学生を中心に人が選ばれ、ブラジルからは千葉大学の留学生アバローネ・オラボさん(28、フロリアノポリス出身)が指名され、大使を『拝命』した。
任命式では森田健作知事が「千葉県も東日本大震災の被災県で、千葉への訪問客が半減しています。皆さんには母国へ向けて千葉県の魅力を発信していただき、一人でも多くの人を千葉へ呼び込んでください」と要望した。
「チーバくん大使」とは、ブログ、フェイスブックなどのメディアを通じて母国語で千葉の魅力を発信してもらうボランティアのこと。「チーバくん」は千葉県のマスコットの名前で、「チーバくんとともに千葉県の魅力を世界に発信する大使」というのが正式名称。
今回は県内の大学に同大使企画の趣旨を話し、適当と思われる留学生を推薦してもらい千葉県の担当部署で選考、24人を選定した。条件は、日常会話程度の日本語ができること。それ以外、特に厳しい条件はなかった。
選ばれたのは中国9人、香港1人、台湾3人などアジアが中心で、中南米ではブラジルのオラボさんだけだった。どうしても近場からの観光客誘致に力が入り、これまで観光客来訪実績の乏しい中南米は軽視される。中南米を代表するオラボさんは、この劣勢を跳ね返す役割を担うことになる。「こんなに大げさな話とは思っていなかった。しっかりやりますよ」とやる気は十分だ。
オラボさんは来日して半年ほど。在日期間が短い割には日本語がうまい。「フロリアノポリスで日系人の方に4年間、言葉を習っていました。ブラジルでは日本人の友達もいたので、言葉は分かります。でも、文字までは分かりません」と、これからは文字も勉強したいという。
「チーバくん大使」たちはこれから休日などを利用して、成田山新勝寺、幕張メッセ、香取神宮など千葉の名所旧跡ツアーに参加、千葉の魅力に触れて、その体験などをインターネット(自国語)で発信する。
2011年9月23日付









