デカセギから経営者へ 『神様のバス』の斉藤さんが講演会 11/09/28 (14:53)  Icone_imagem

Zoom_mais Fonte_normal Zoom_menos   Print        

Foto 1 / 1
110928kamisama_bus
講演する斉藤氏

被災地外国人の救援活動に奔走

東日本大震災発生直後の被災地で被災者の救援活動に奔走した斉藤俊夫(43、2世)氏が24日来聖し、午後2時から文協ビルで講演を行った。講演には同氏の話を聞こうと約50人が訪れ、会場は立ち見が出るほどの満員となった。同氏は震災後すぐ、自身が経営する会社のバスに食糧などの支援物資を積んで被災地を4回往復。行き場のない在日外国人をバスに乗せて助け出した。同氏の活躍は5月23日に日本テレビ系列のドキュメンタリー番組『神様のバス』で紹介され、日伯両国で大きな反響を呼んだ。

今回の講演は国外就労者情報援護センター(CIATE、二宮正人理事長)の主催で帰伯者の就労を支援する目的で開催。同氏は「サクセスストーリー~デカセギから経営者へ~」と題して講演を行った。

話の中で「日本に行ったデカセギのブラジル人が生活の中で最も大切にすべきことは日本人と一緒に生活すること。そのために日本語の習得をしてほしい。地域と繋がってほしい。日系人だけで固まらないで」と異文化へ積極的に溶け込むよう求めた。

同氏は埼玉県上里町で人材派遣会社(株)ティー・エスを営む傍ら、ブラジル埼玉県人会(飯島秀昭会長)を母県から支援している。
震災発生後、伯国政府は希望する在日ブラジル人とその家族に対し、国費で帰伯できるよう取り計らうことを決定。それに伴い、駐日ブラジル大使はすでに救援活動を行っている同氏に、東北地方に住む1万3千人の在日ブラジル人の救助を要請した。

同氏は「商工会議所やライオンズクラブなどに自分の会社も入っているが、理事会を開いてそれから救援活動では間に合わない被災者もいる。まずは、今苦しんでいる被災者のために一刻も早く動かなくてはと考えた」と当時を振り返った。ブラジル人だけではなくペルー人、バングラデシュ人、パキスタン人なども救出した。

「救援バスを出す際に最も心配していたのが燃料切れ。被災地では1人当たり20リットルまでしか購入できないため、常に気を付けて運転していた」と言う。山形から宮城に入る山道では土砂崩れに遭遇。バスは立ち往生したが、スコップだけでバスが通行できるまで復旧した。



を共有: |
« 戻る


最近の記事

日付/時刻

2012/05/18
03:18 (São Paulo)
2012/05/18
15:18 (Tóquio)