閣僚2人辞任と全国スト 警官による暴行が原因=ボリビア 11/09/29 (10:29)
ボリビアで25日、幹線道路建設に反対するデモ行進の最中にインディアンに対する暴行事件が起こったとして、閣僚2人が辞任に追い込まれたほか、全国ストにまで発展した。
デモ隊と警察官500人の間で衝突が発生し、警官による暴行被害が多数明るみに出たため、セシリア・チャコン国防相が26日、サチャ・ルロレンティ官房相が27日に辞表を提出するなどエボ・モラレス政権を大きく揺るがす事態となった。さらに28日には、国内最大の組合「セントラル・オブレイラ・ボリビアーナ」が全国ストを呼びかけた。
モラレス大統領を選挙時に支持したインディアンらに対する暴行は、同大統領のイメージを著しく傷付けたとみられる。
問題となっている幹線道路は、伯政府が道路建設に社会経済開発銀行(BNDES)を通じて資金調達を行っているため、ボリビア国内では伯政府による融資を中止するよう求める意見も強まっている。
当初の計画では、伯国に隣接するインディアン地域国立保護区イシドロ・セクレ(Tipnis)に全長約300キロの道路が一部建設される予定で、推定総工費は4億2千万レアルとされている。
ボリビア政府は幹線道路の建設は同国の経済的発展に不可欠としているが、環境に悪影響を及ぼすほか、ドラッグの輸送ルートとなることを警告している。
2011年9月29日付
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