新来記者日記(鮫) 11/11/24 (8:09)
日本語の文法の中にポルトガル語の単語が混在する「コロニア語」。着伯直後は、日本人にもブラジル人にも通じないこんな言語がなぜ存在するのかと憤慨していた。だが、しばらく日系社会とかかわっていると耳にする機会が多く、2、3世の人にはこちらの方が伝わりやすいのではと感じるため、いつしか自分もコロニア語もどき(まだ習得には至っていないので)を話している。先日、某日系団体を訪れた際、昼食のタイミングを逃してしまい、部屋の隅で一人黙々と箸を進めていると、日系人の女性が近付いてきて「一緒に食べるとマイス(もっと)おいしいね」と声をかけてくれた。この時初めて気付かされた。どんな言語であれ、伝わることが一番大切なのではないかと。在伯日系人150万人の間でしか通じない言語であっても、互いの理解度が高ければ言語としての役割は果たしているし、それが使い慣れている言語であれば、存在意義は十分あると言えるのではないか。ちなみに、外国からの移民を多く受け入れているブラジルには、イタリア、ドイツ系のコロニア語も存在するそうだ。まだ聞いたことはないが、ポルトガル語に手こずっている新来記者にとっては「マイス理解しがたい」言語だろう。(鮫)
2011年11月24日付
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