時代に逆行する語学研修査証の厳格 11/12/26 (8:04)

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 東京のブラジル総領事館は12月になって在京の日系旅行会社に対し、語学研修査証発給規定の改定を通達した。その通達によると、語学学校は1週間に最低15時間以上の授業が義務付けられている。これまで、語学研修査証で来伯する人たちはその多くが日伯文化連盟(アリアンサ)のポルトガル語教室の入学許可証を取得していたのだが、アリアンサは1週間に3時間の授業しかないため今後、アリアンサの入学許可証では語学研修査証の取得が不可能になる▼アリアンサの入学許可証で語学研修査証を利用しているのは、ブラジル日本交流協会、だるま塾、チャレンジ・ブラジルをはじめとする団体や個人でも利用しており、年間で100人はくだらないと見られている。このため、各団体とも善後策を講じているが、早ければ来年2月に来伯する人たちから影響が出そうだ。現段階では東京以外の浜松、名古屋にあるブラジル領事館では従来どおりアリアンサの入学許可証でも取得が可能と見られているものの今後の推移が注目されている▼ブラジル、日本両国は、先ごろ査証発給の簡素化を発表、11月28日には商用数次査証の簡素・延長化の覚書への署名が行われたばかりだ。また、観光査証の査証免除協定も視野に入っており、両国の往来に朗報だと誰もが考えていた矢先のことで、時代に逆行する通達に他ならない。今回の通達は、担当領事の交代によるものとみられており、査証発給は担当領事の裁量権だ。これまでも、東京と名古屋のブラジル総領事館で査証発給の審査基準が異なっていたことがあったため、東京以外の総領事館が同調するかどうかは不明だ▼語学研修ビザという以上、1週間に3時間授業は短いのは事実だろう。だが、商用以外でブラジルに1年間滞在しようとする人たちは留学査証もしくは語学研修査証しかない。このため、滞在期間中自由時間が多く取れ、授業料の比較的安価なアリアンサの語学研修査証の取得に人気が集まっていた。ブラジルに興味を持ち来伯する日本の若者たちを増やさなければならない時期なのに、今回の措置は納得しかねる。もし、これを続けるのなら、両国政府はカナダやオーストラリアなど多くの国が実施しているワーキングホリデー制度を導入することを考えてほしいと思う。(鈴)

2011年12月24日付


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