仕事始めに誓った本紙の改革 12/01/04 (12:05)

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新年明けましておめでとうございます

多くの方々からクリスマスカードや年賀状を頂戴した。筆不精で返事を出さないことをお許し願いたい。その中にFAXでいただいた賀状がある。12月に軽い脳梗塞で入院し、現在、自宅療養を続けている知人からのものだ。右半身が不自由になり、歩くことはできるのだと言うが、口がきけず、右手が動かない。それでも、左手だけでパソコンを使い、賀状を書いたのだろう。「今は口が思うように言えないことと、右手が良く動かないことであとは凡そ普通になりました」と近況が添えてあった。そして、最後に「80歳、もう一度の勇気」と自らを奮い立たせる今年の目標が大きく書かれていた▼この人、ブルドーザーのごとく人生を切り拓いてきた。きっと、神様が、「そんなに急いでどこへ行く」と急ブレーキをかけたのだろう。数か月もすれば、元に戻った生活を営めると遠くから回復を祈っている。我が身を振り返る。人生の大先輩が勇気を持って生きようとしているのに、安穏とした生活を十年一日のごとく生きていることを恥ずかしく思う。読者の皆さんに読んでもらっている紙面を今まで以上に良くしたい。新聞社の社員は誰もがそう思っている。限られた条件の中で何ができるのか、何をしなければいけないのかを考え、本日付け8頁に社告で載せたように、我々も新たな挑戦の年となる▼紙面の刷新は外部から見ると簡単なように思うだろうが、一朝一夕ではない。また、編集企画にしても、少ない記者が毎日の仕事を抱えながらやらなければならない。取材は片手間でできる仕事ではない。記者たちは何度も会議を開き、人選から今後の連載日程まで詰めてきた。何事も始めるのは簡単なことなのだが、継続できるのか▼そんな思いが頭の中で渦巻く。年を重ねるたびに保守的になるのが人間の常だ。それを打ち破るには高い目標を持たなければならない。志が高くても資金と人材が必要になる。資金は各方面にお願いせざるを得ないのだが、人材はこの数年で若返り、人員は少ないが育ってきた。部員たち自らが道を切り拓くことを念頭に置き、活気も出てきた。斜陽産業と言われる我々の業種だが、まだまだへこたれない。どうか、編集部の若者たちを見守って欲しい。(鈴)

2012年1月4日付


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