空気を読めない木多文協会長 12/01/17 (8:07)

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 15日、聖市内のホテルで茶道裏千家の初釜が行われた。同時に昼食会が催され、日系主要団体代表が招かれた。約200人が出席した同席で日系コロニアを代表して木多喜八郎文協会長がポルトガル語で祝辞を述べた。初釜・昼食会の進行や茶席の説明を行った林宗慶ブラジル裏千家代表らは日伯両語で話した。出席者は日本人が多かったからだけではない。日本の伝統文化である茶道を紹介するにはポルトガル語だけではなく日本語も不可欠だからだ▼この「空気」を木多会長は読めなかった。「ポルトガル語であいさつします」と日本語で語りかけ、最後まで日本語は使わなかった。公の場で母国語ではなく流暢に喋れない日本語を使いたくない、と言う気持ちは理解できる。しかし、文協会長という役職を考えれば、両国語の祝辞を用意し、その場の雰囲気(空気)を見ながら、日本語にするか、ポルトガル語にするか、両国語にするかを判断することが会長の役目でもあるはずだ▼パーティー出席が主要業務の一つである以上、その空気を読めないのであれば、出席するのは主催者に対して失礼だろう。来賓あいさつの後、今年度の事業報告を行った裏千家の非日系人の副会長は、たどたどしい日本語だったが、招いた日本人のためにわざわざ日本語を使った。日本文化の基本的なもてなしや心配りが行き届いている。パーティーに主賓として招かれる機会の多い総領事はじめ日系団体の代表は、「空気」を読める。読めなければ務まらないのだ。年間何十回となく来賓として招かれている木多会長は、パーティー会場で来賓の人たちがどのように振る舞っているのか勉強しないのだろうか。ただ漫然と来賓席に座っているから進歩がないのだろう▼日系コロニアの頂点に立つ木多会長にもの申すご意見番はいないのか。少なくとも、文協副会長や役員は注意すべきだ。木多氏個人がとやかく批判されるのは資質の問題で仕方がないにしても、会長職にある以上、文協の品性が問われる。こう言うと、「ここはブラジル。ポルトガル語で話して何が悪い」と言う人も少なくない。それは違う。日本文化の普及を目的にしている団体である以上、そのトップに座っている人は、必要な時に日本語を使うのが筋だろう。(鈴)


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