勇気を持って行動を
12/01/23 (9:07)
昨年度 商用査証などに一定の成果
ブラジル日本商工会議所(CCIJB、近藤正樹会頭)の2012年最初の昼食会が17日、聖市内のホテルにおいて三輪昭駐伯大使、小林雅彦在聖総領事館首席領事、主要日系団体(文協、援協、県連、日文連)代表者らを特別参加者として招いて開催された。毎年1月の昼食会は同会議所の「新年会」として催されることから毎回、通常月よりも多くの会員企業代表者らが顔をそろえるが、今年は例年よりも多い約180人が参加、賀詞交歓の場としてにぎわった。
年頭のあいさつに立った近藤会頭はまず昨年を振り返り、3月の震災及びそれに伴う原発事故などに触れ、「想定外などということはなく、あらゆることが起こり得る」と述べ、何事にも対処できるよう常に備えを万全にしなければならないと気を引き締めた。会議所の活動については、勉強会やセミナー開催のほか、日伯両国の政府・団体などに働きかけてビジネスチャンスの開拓、ビジネス環境の改善に努めるなど、各委員会並びに各部会が積極的な活動を展開しているとし、昨年は経済・産業界にとって長年の懸案事項であった日伯間の商用査証問題が解決に向けて大きく前進、3年間有効の数次査証発給にこぎ着けるなど一定の成果を上げることができたとした。
また、2012年については「多くの国でリーダーが交代する選挙の年」とした上で、保護主義的な傾向が強まる中でリーダー不在となっている現在の国際社会において「日伯両国が協力することで大きな力になると確信している」と述べ、両国が世界のけん引役になる好機であるとの考えを示した。近藤会頭は「財を失うことは小さく失うことである。名誉を失うことは大きく失うことである。勇気を失うことはすべてを失うことである」というゲーテの言葉を引用し、伯国における日本のプレゼンス(存在感)を高め、日伯両国及び世界経済の発展に寄与するべく勇気を持って行動したいとの決意を表明し、あいさつを締めくくった。
会頭に続いてあいさつに立った三輪大使は、商用査証と並ぶ日伯間の懸案であった社会保障協定が3月に発効することを挙げて「(12年は)良いスタートが切れた」と述べた。2月にはジェラルド・アルキミン聖州知事が訪日、サンパウロにおいては官民合同会議が開かれることになっているほか、6月には「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」に合わせて日本政府のしかるべき人物が来伯する(未定)など、日伯間の交流は今年も活発に行われる予定であり、三輪大使は「具体的な成果を上げられるよう(伯政府に)働きかけていきたい」と述べ、大使館として日本企業支援に取り組んでいく考えを示した。
2012年1月21日付









