日本のひのき舞台に挑戦する若葉太鼓 12/01/26 (9:05)  Icone_imagem

Zoom_mais Fonte_normal Zoom_menos   Print        

Foto 1 / 1
120125wakaba
日本太鼓ジュニアコンクールで海外勢初の入賞を目指すクリチーバの若葉太鼓(写真は全伯大会出場団員)

今年から伯国も審査対象に
第14回ジュニアコンクールの入賞目指す


パラナ州クリチーバ市で活動する若葉太鼓は、昨年7月にプレジデンテ・プルデンテ市で開催された第8回全伯太鼓選手権大会で18歳以下のジュニア部門を制し、今年3月25日に群馬県前橋市で開かれる第14回日本太鼓ジュニアコンクールへブラジル代表として出場することが決まっている。同コンクールでは、海外の団体として今回初めてブラジル代表が審査の対象となる。その決定を受けて、同団体とJICAシニアボランティアでブラジル太鼓協会に派遣されている指導員の箕輪敏泰さん(63、宮崎)は、入賞を目指して練習の追い込みに励んでいる。同コンクール出場へ向けた歩みを追った。

ブラジル代表は2005年に開催された第7回大会から7年連続で同コンクールに出場しているが、これまでは特別出演だったため審査の対象ではなかった。

同コンクールは毎年3月中~下旬に行われている。しかし昨年は、東日本大震災の発生を受けて8月に延期して行われた。箕輪さんによると、コンクール開催中に開かれる技術委員会の中でブラジル代表団体の競技への参加が決まったという。

昨年の同コンクールにはオザスコ轟太鼓がブラジル代表として出場。箕輪さんは「オザスコ轟太鼓は『過去に出場した7団体の演奏によってブラジルの太鼓のレベルが認められた』と一報を喜んだ」と話した。箕輪さんは「指導に一層のやりがいを感じ、身が引き締まる思い。何とか賞を取らせたい」と意気込んでいる。

同コンクールには毎年平均40団体以上が出場。1~5位まで順位が与えられ、次点の10団体に特別賞が授与される。箕輪さんは「これまでは学んでくるという姿勢だったが、今回は日本の流れを吸収してブラジルへ持ち帰りたい」と抱負を語った。

同コンクールの海外からの参加は、昨年台湾の団体が轟太鼓と同じく特別出演として出場したのが2か国目。ブラジル代表は、台湾より先に審査の対象としての出場が認められたため、海外勢として初の入賞を目指したい考えだ。

審査は音だけでなく、太鼓の配置やバチさばきなどの動きや声、顔の表情も評価の対象となる。全伯大会後、箕輪さんは若葉太鼓に「今の演奏では日本では賞をもらえない」と厳しい指導を行っている。

箕輪さんによると、同団体だけでなく近年は日本の団体でも、曲の中で笛や拍子木などの鳴り物を使う時間が長い傾向にあるという。「日本で開かれたある大会では、総評で『もっと太鼓の音を中心に』と言われた年もあった。また、『衣装に凝りすぎている』といった指摘もある。魅せる意識があまりにも強く出てしまっている」と最近の動向を説明した。

同コンクールでは約1分間の課題曲と4分間のオリジナル曲の2曲が審査される。
同団体が演奏するオリジナル曲は、昨年11月の時点で1分40秒を鳴り物に費やしていた。曲を聞いた箕輪さんは「(鳴り物の時間が)長い」と指摘。その後、同団体は構成を修正して新たに2パターンを用意した。箕輪さんは「減らした感じはした」と変更後の印象を述べたが、今月に入ってからもさらに減らすよう助言しているという。

同団体は昨年末、忘年会も兼ねた合宿を行った。2泊3日の日程で行った合宿には保護者も参加し、仲間意識を強めることができたという。出場に向けての練習は平日でも毎日2時間行っており、2月にはクリチーバを訪れる箕輪さんから訪日前最後となる指導を受ける予定となっている。

日本へは3月20日に出発する。訪日期間中は、同コンクール以外に2か所で演奏することが決まっている。開催地について現段階ではまだ確定していないが、箕輪さんは「開催地の群馬県内にある伯国人が通う学校などで披露するのではないか」と話している。

2012年1月25日付


を共有: |
« 戻る


最近の記事

日付/時刻

2012/02/23
01:48 (São Paulo)
2012/02/23
12:48 (Tóquio)