リオ市でビル3棟倒壊 市営劇場の別棟も直撃 12/01/27 (9:09)
4人死亡、約16人が行方不明
リオ市セントロ区のシネランジア広場で25日午後8時頃、市営劇場(テアトロ・ムニシパル)近くに位置するビル3棟が倒壊する事故が発生した。26日午後3時時点で少なくとも負傷者6人と死者4人を出しており、約16人が行方不明となっている。同日付エスタード、フォーリャ両紙が報じた。
倒壊したのは、市営劇場近くのトレーゼ・デ・マイオ(5月13日)大通り44番のリベルダーデ・ビル、マノエル・デ・カルバーリョ街沿いの10階建てのコロンボ・ビル、両ビル間にあった4階建てビルの合計3棟。市営劇場は被害を免れたものの、劇場別棟のチケット売り場は事故発生時に瓦礫(がれき)が直撃して破損した。
現在も救出隊員約60人と救助犬による生存者の捜索が続けられている。また、隣接するビルでは瓦礫によって階段が閉鎖されたため、取り残された約30人は携帯電話の照明を利用して消防隊員に救助サインを送ったことが救出につながった。
26日午前11時には、行方不明になっていた2人が発見された。発見当初は死亡していると診断されたが、その後の調べで生存の可能性があることが同日午後に報道され、そのうち1人の死亡が確認された。
事故の目撃者らは「リベルダーデ・ビルの上階から石が落下した直後、激しい音を立ててビルが倒壊した」と証言している。ビル周辺部では、事故の発生について警告しようと砂けむりの中を走る市民の姿も見られたという。
事故現場の地下にはカリオカ駅―シネランジア駅をつなぐ地下鉄の路線が通っており、ビル倒壊の影響が懸念されて一時不通となっていたが、26日には運行が再開された。しかし、現場周辺のトレーゼ・デ・マイオ大通りなどは引き続き閉鎖されている。
リオ市のエドアルド・パエス市長(PMDB)は事件発生直後に現場に赴き、今回の事故が昨年10月に同市内で発生したガス爆発事故と同様のものである可能性は低いとし、「倒壊したビルの中に設計上の問題があり、他のビルを巻き添えにしたのだろう」と分析した。
リオ市地方建築都市計画協議会のシドネイ・メネゼス会長も設計上の問題を挙げており、「救出作業を続ける隊員の危険がなくなり、鑑識が行われた後で初めて事故原因が判明する」と強調した。
地方建築、工学、農業技師協議会(CREA)によると、リベルダーデ・ビルの3階と9階では同協議会の許可を得ていない違法工事が行われていたという。CREAのアントニオ・エウラリオ技師は「違法工事が建物に影響を及ぼして倒壊を招いた可能性が最も高いが、屋上部の腐食や工事の建築材料の重さも可能性の一つとして挙げられる」と語った。
2012年1月27日付









