聖州の殺人事件減少 財産がらみの犯罪は急増 12/01/30 (9:06)
警官による犯人殺害も論争の的に
聖州公安局(SSP)が26日に公表した調査結果によると、2011年の殺人事件は3.05%減少したが、強盗殺人事件など財産がらみの犯罪は急増していることが明らかになった。27日付フォーリャ、エスタード両紙が報じた。
11年に記録された殺人事件は合計4189件で、人口10万人につき10.05件が発生している計算になる。また、11年に殺害された被害者は4398人に上る。同一事件で複数の被害者が殺害される場合もあるため、殺人事件数と被害者数の間での相違を生んでいる。
今回の統計結果は、ジェラルド・アルキミン聖州知事(PSDB)政権が定めていた目標(人口10万人当たりの殺人事件数を10件以下にする)に近づいた。同知事によると、目標を達成できなかった原因は「聖州で発生した62件の交通事故が、死者が出たことにより殺人事件として数えられたため」と説明している。
聖州では過去12年間で殺人事件数が72%低下している。1999年の殺人事件数は1万2818件で、人口10万人当たり35件だった。これに対し、昨年の殺人事件数は1023件で人口10万人当たり9件だった。
また、これまでも治安が悪いとされてきた聖市南部のパルケ・サント・アントニオ、カンポ・リンポ、カポン・レドンド各市内では、それぞれ52人、51人、42人が殺害されたという記録が示されており、他の地区を大幅に上回っている。
一方、強盗殺人事件は10年の253件から11年の306件(20.9%増)に増えた。さらに、自動車の事件も増加しており、聖州内で7万9190台のドライバーが強盗被害に遭ったほか、10万5090台が盗まれている。この結果、聖州では1時間当たり21台の自動車が盗まれていることになる。
強盗事件全体で23万5498件が報告され、1999年の21万9654件と比較すると7%の増加となった。財産がらみの犯罪の中で最も増加したのは盗難事件で、1999年の39万144件から昨年の54万676件へと39%増え、前年同期比でも6%の増加が見られる。
◆武力行使
聖市内で殺害された1299人のうち290人が警官によって殺され、全体の22.3%を占めている。さらに、そのうち229人は警察に反抗したために殺されたことが判明しており、残りの61人は勤務時間外の警官に殺害されたものとなっている。
軍警察のアルバロ・カミーロ総司令官は、警察との衝突で死亡する犯罪者は全体の17%を占めることを前置きした上で、「我々の目標は、犯罪者と警官の死亡を常に回避させることだ」と強調している。
一方、非政府組織(NGO)「人権コネクタス」のマルコス・フックス理事は、軍警との衝突での殺害者数が多すぎるとし、「警察は発砲してから事情聴取をするという悪い癖を直す必要がある」と批判している。
2012年1月28日付









