大統領がキューバ初訪問 両国間の貿易交流を最優先 12/02/01 (9:07)

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人権問題については言及避ける

ジルマ大統領は1月30日午後にキューバの首都ハバナに到着し、経済的な交流を主な目的とする公式外遊を開始した。大統領にとってキューバ訪問は初めてで、アレシャンドレ・パディーリャ厚生相、フェルナンド・ピメンテル開発・工業・貿易相、アントニオ・パトリオッタ外務相が同行した。31日付エスタード、フォーリャ両紙(ウェブ版)が報じた。

ジルマ大統領のキューバ訪問は2月1日午前までの日程が組まれており、その後はハイチに向かう予定となっている。
伯政府はハバナ西部のマリエル港拡張工事(推定総工費6億8300万ドル)や、食品購入に向けて積極的な融資を行うことを発表している。マリエル港の拡張は、中南米での貿易拡大を図る伯企業が恩恵を受けるとされている。

また、米国の対キューバ経済制裁が解除された場合、フロリダ州からの距離がわずか160キロのマリエル港に設置された企業は、米国との貿易を有利に進められるというメリットがある。

建設会社のオデブレヒト社は1月30日、キューバの砂糖産業に投資する方針を明かした。1959年に国営化されて以来、同国の砂糖業に外国企業が投資するのは今回が初めてとなる。

オデブレヒト社傘下のインフラ工事会社(COI)は、国営企業の砂糖農工業企業グループ(Azcuba)とシエンフエゴス工場との間で10年間の生産管理契約を締結する予定となっている。同社は「砂糖の生産能力を向上させ、キューバの復興に貢献できるよう努める」とアナウンスしている。

2010~11年には両国間の貿易額が31%増加したが、総額6億4200万ドルのうちキューバの輸出額は9200万ドルのみだった。伯国はキューバから薬品類を中心に輸入し、キューバに向けて農業機器、靴、化粧品、コーヒー、砂糖を輸出している。

キューバでは現在、反体制派の一員だったとして昨年11月14日に逮捕され、懲役4年の実刑判決が下されていたウィルマン・ビジャル氏が、50日間のハンガーストライキ(ハンスト)後に死亡したことで人権問題が取りざたされている。

さらに、反体制を掲げるブログを管理するヨアニ・サンチェス氏は今月中に伯国を訪問することを希望しており、人権問題に関するジルマ大統領との会談を申し込んでいる。

しかし、伯政府はキューバの経済改革を優先しており、キューバ国内の政治問題について発言することや反体制派との接触は極力避ける姿勢を示している。パトリオッタ外務相は「キューバの人権問題は早急な解決策が求められていないため、経済復帰に協力することが最も有意義な方針だという結論に達した」と説明した。

2012年2月1日付


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