活躍する在日日系ボランティア団体 被災地支援に励むABCジャパン 12/02/02 (8:05)  Icone_imagem

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金城代表と田口栄治氏(国際交流基金理事)
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会場であいさつする歌手たち

基金地球市民賞受賞の「ブラジル友の会」

【東京支社=瀬頭明男】在日ブラジル人によるボランティア活動が注目を集めている。1月25日にはNPO団体の「ブラジル友の会」(岐阜県美濃加茂市、金城アリーナ代表)が国際交流基金地球市民賞を受賞し、ABCジャパン(神奈川県横浜市、橋本秀吉代表)は東北の被災地で「ブラジル音楽出張ライブ」を1月28日から30日までの3日間にわたり開催した。

ブラジル友の会は2000年に、金城代表が在日ブラジル人我の問題解決の支援のために立ち上げた団体。現在は美濃加茂市から定住外国人支援センターの運営を受託するまでになり、定住外国人の就学支援、親子の会話の円滑化を目的に、ポルトガル語が十分に話せない在日ブラジル人子弟向けのポルトガル語教室などを開催している。こうした活動が認められ、今回の受賞に至った。

金城代表は本紙の取材に、「団体を設立後、本当に多くの困難に直面してきましたし、事業を継続することに対し挫折しそうな時期もありました。しかし、教育支援活動等に参加する子どもたちが抱えている悩みや問題に立ち向かい、勉強をあきらめず夢を実現していく子どもたちの笑顔を励みに頑張ってきました。今回の受賞は、私たちが今後も活動を継続していく大きな原動力の一つとなります」と喜びのコメントを寄せた。
 
ABCジャパンによる3日間の「ブラジル音楽出張ライブ」は気仙沼市、名取市、石巻市の各被災地で行われた。出演したのは日本で活動する中平マリコ(演歌歌手)、サブリナ(ブラジル人のボサノバ歌手)、アンドレ・ヘイス(ブラジル人演歌歌手)、エース(ブラジル人ラップ歌手)の4人の歌手。各自が20分程度、それぞれ美声を披露し、被災者たちを慰めた。この出張ライブには旅費などで支援した財団法人海外日系人協会の岡野護事務局長も同行した。

岡野事務局長によると、ライブを見に来た被災者は全部で200人近くになったが、「皆さん喜んで、涙を流したり笑ったりしていた」という。主催者が「100年前はブラジル移住者たちも、皆さんと同じような苦労をし、今の生活を築き上げました。そして義捐金を送ってくれ、このライブもそうした移住者たちの義捐金の一部を割いて開催している」と説明すると、被災者たちはみんな頷いていたという。
被災地は雪景色で、被災者は寒さで震え上がっていたが、歌手たちの励ましの声に温かい拍手を送っていた。

2012年2月2日付


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