新来記者日記(修) 12/02/08 (8:06)
ブラジルに来て1年がたった。振り返ると「特にホームシックになることもなかったなあ」と思うが、やはり誰でも異なる生活環境に身を置くことで、いくばくかのストレスは感じるもの。この1年を正直に振り返ると「あまり心の底から楽しめなかった」というのが本音だ。
その理由はいたって単純明快。決意と目標を持って渡伯したのだから「必ずこれをしなければならない」「アレもしなければならない」という思いで自らを縛りつけ、脅迫観念にとらわれていたからだ。昨年11月頃には急に疲れてしまい、なんだか気が抜けたようになってしまった。
そして、それからは毎日悩んだ。「自分が選んだ道は間違っていないか」と。答えなどもちろんあるはずはない。しかし、必死になればなるほど逆に周りが見えなくなってしまい、自分を苦しめることがある。そんなこともあるのだと知った。目標は定かであっても、それまでの過程を楽しめないということは辛い。
心をしなやかで力強いものにしなくてはいけないと考えていた時、井上陽水の「海へ来なさい」という曲に出会った。どこまでも伸びやかに生きていくよう歌った曲だった。救われた気がした。
2012年2月8日付
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