リレーエッセイ 3月 杉浦 友香
12/04/04 (9:00)
プロサンバダンサー & 母
一度切りの人生。心にいつも正直に一瞬一瞬を大切に生きれば、どんな時でも文句少なく感謝して暮らせる。これが私の幸せの法則! 波瀾万丈だけど、だからこそ幸せをたくさん感じることができるんです。
幼い頃から母と祖母に「人生は短いから好きに生きなさい」と教わりながら育ったヤンチャな私。
1994年リオのカーニバルの映像を見て「なぜ私はあそこにいないのだろう?」とわけも分からず血が騒いでからサンバを始め、99年ブラジルへ移住。
言葉、カルチャー、考え方も全く違うバイアでの貧乏生活を続けること1年半。身も心もボロボロになってやむなく帰国。それでも5カ月後リベンジした。
バイアに戻り、言葉と「バイアの心」を学びました。
2002年ずっと相手にもされなかったサンバの世界に少しずつ認められるようになってきました。
ジョージ・ベン・ジョーとのコパカバーナ・ビーチでの大晦日ライブ、ツアー、リオのカーニバル招待出場7回 、06年バイアのカーニバルのシンボル、08年サンパウロカーニバルのエスコーラ、ビラ・マリアのマドリーニャ・ダ・バテリア…。
持病の椎間板ヘルニアと膝の腱切断の痛みのため何度も諦めようとしたけれど、続けたからこそ掴めた「自分の出番」。
たくさんの人たちに「勇気をもらった。元気になった」とメッセージをいただき、「こんな私でも何かの形で誰かの役に立つことができるんだ」と感動をもらったのを今でも忘れられません。
10年、待ちに待った息子を出産、華やかな世界とは全く違う息子の父とその家族とのギリギリの生活の中「目に見えないものの大切さ、形ある物の儚さ、どんな時でも笑顔でいることのコツ」を学んでいます。
いつも心に忠実に生きて来た私。だから迷惑も掛けたし大変だったけれど「本当に大切なコト」がやっと分かってきたような気がします。
今年41歳、愛する息子、家族、友だちに感謝しながら、両親が健康なうちはまだまだ自由に生きさせてもらうつもりです。
大好きなサンバを踊りながら、大好きな日本とバイアのためにいつか役に立てることを信じて。









