新来記者日記(修) 12/05/24 (10:14)

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 震災がれきの受け入れ問題で、日本中の自治体が受け入れ容認と反対で大きく分かれている。22日、受け入れを表明している福岡県北九州市に宮城県石巻市からがれき 80トンがトラックで運ばれてきた。がれきは不燃物保管施設に到着したが、反対派約 40人が施設の正門を封鎖。実力行使を試みた反対派には逮捕者も出た。反対派と賛成派の衝突はこれからも増えるだろう。

自らの住む場所が放射能によって汚染されることを恐れるのは、人間として自然な気持ちだ。一方で困っている人を助けなければと思いやる心を持つのも人間だ。いずれにしてもがれきについて正しい判断をするための情報が見つけにくく、誰も教えてくれないので国民がヒステリー状態になっていることは否めない。

そういえば東京都の石原知事が昨年11月に受け入れ反対派に対して「黙れ」と一喝したが、もしこれが細野原発担当大臣の発言だったら政治家の問題発言として辞任問題に発展しているだろうし、野田首相でも暴言として批判されるだろう。石原知事だから良いということではない。日本人にとっては、がれきの受け入れ是非を問う以前に、この態度をキャラクターとして許す「空気」が一番危険ではないだろうか。

賛成派と反対派がぶつかることは仕方がない。ただ、国民が「空気」に支配され、考えることを停止し自らの責任を放棄することこそが本当の悲劇だろう。(修)

2012年5月24日付


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